本川祐治郎の秀色神彩

いろんな自然風景を見るのが好き

宮城県の厳選紅葉名所 本川祐治郎

本川祐治郎です、こんばんは

急に冷え込んできて箪笥の中身も完全に衣替えしなければと考えていたら、また暑くなるとの予報で

なんだかんだで夏物整理ができなくて困ってます・・・・

 

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紅葉の季節らしい気温に早くなってくれることを願わんばかりです

 

し足をのばせば、美しい大自然に出合える宮城県。木々が色づく秋は、美しさもひとしおです。今回は渓谷や滝、名峰など、絶対におさえたい紅葉スポットを10カ所厳選。艶やかに染まった宮城県へでかけましょう。

 

1.人気温泉地にある錦秋の渓谷【鳴子峡

▲深い渓谷が紅葉一色に。「大深沢橋」とのコントラストも美しい(写真提供:宮城県観光課)

宮城県北西部に位置する鳴子温泉中山平温泉の間にある深さ100mほどのV字渓谷「鳴子峡(なるこきょう)」。ブナやナラ、カエデが渓谷を美しく染める様子は、宮城県を代表する秋の絶景です。

見頃は例年10月中旬~11月上旬。紅葉の鳴子峡を眺めるなら、「鳴子峡レストハウス」の見晴らし台からがおすすめです。鳴子峡に架かる大深沢橋を見られる絶好のスポット。ダイナミックな景色に圧倒されること間違いなし!
鳴子峡レストハウスからは大深沢遊歩道(1周約2.2km、徒歩約50分)も整備されているので、散策しながら秋を感じるのもいいですね。

JR鳴子温泉駅、JR中山平温泉駅から車で約5分。紅葉シーズンは国道47号が渋滞するほど、多くの観光客が訪れる名所です。
 

2.蔵王の自然に包まれて紅葉ドライブ【蔵王エコーライン】

▲ダイナミックな自然を体感できるワインディングロード(写真提供:宮城県観光課)

宮城県山形県をつなぐ山岳道路で、春は雪の回廊、夏は深緑、秋は紅葉と季節の移ろいを楽しめる「蔵王エコーライン」。
標高が高い蔵王山麓にあるため、紅葉の見頃は県内では比較的早め。例年9月下旬~10月中旬となっています。道路沿いには滝見台などの見どころが点在。蔵王エコーラインから蔵王ハイライン(通行料税込540円)へ抜ければ、神秘的な水面のカルデラ湖「御釜」も見られます。

御釜を眺めたら、来た道を戻るもよし、山形県側へ抜けるもよし。周辺には遠刈田(とおがった)温泉や蔵王温泉などの人気温泉地もあるので、紅葉狩り+温泉を楽しめますよ。
 

3.赤いじゅうたんを山頂から堪能【栗駒山

ツツジやカエデ、ブナ、ナラなど色鮮やかな紅葉を楽しめる(写真提供:宮城県観光課)

宮城県秋田県岩手県の3県にすそ野を広げる「栗駒山」は標高1,626m。東北の名峰として知られ、9月下旬~10月上旬の紅葉シーズンは全国各地から登山客が集まります。

初心者向けから上級者向けまでさまざまな登山コースがありますが、宮城県側のいわかがみ平からスタートする「中央コース」は石畳や階段が整備されているのでビギナーにおすすめ。所要時間は3時間ほどです。
▲紅葉が一面に広がる様子はまるで赤いじゅうたんのよう

山頂から見下ろす「赤いじゅうたん」は必見。晴天時は蔵王連峰山形県の月山(がっさん)、秋田県鳥海山(ちょうかいさん)までも見渡すことができます。
 

4.秋深まる松島の名庭園は必見【円通院】

▲松島の紅葉名所のなかで最もにぎわう「円通院(えんつういん)」(写真提供:宮城県観光課)

日本三景で有名な松島にある名刹・円通院は伊達政宗の孫・光宗の菩提寺で、縁結び寺としても知られています。四季の移ろいを楽しめる美しい庭園があり、白砂とコケで松島湾を表現した「天の庭」や、江戸時代の作庭家・小堀遠州が手掛けたといわれる「遠州の庭」などを観賞できます。

一年で一番にぎわいをみせるのが、紅葉シーズン。赤く色づいた葉が染まる様子は、訪れる人を魅了する艶やかさ。境内が幻想的な雰囲気に包まれるライトアップも見事です。2017年は10月28日(土)~11月19日(日)17:30~21:00に開催。土日祝日は大変混雑するので、時間に余裕をもってでかけましょう。
 

5.伊達家ゆかりの茶室で紅葉鑑賞【観瀾亭】

▲大ケヤキなどがライトアップされる

「観瀾亭(かんらんてい)」は、伊達政宗豊臣秀吉から拝領した伏見桃山城の茶室を、二代仙台藩主・伊達忠宗が江戸の伊達藩邸から松島に移築したもの。歴代の仙台藩主が納涼観月に利用していたことから「月見御殿」とよばれていました。

松島湾を一望できる縁側があり、抹茶(税込400円~)などを味わいながら過ごすことができます。
円通院同様、紅葉シーズンは例年10月下旬~11月中旬。観瀾亭でも紅葉ライトアップが行われます。2017年は10月28日(土)~11月19日(日)に開催。夜の観瀾亭でお月見を楽しんでみてはいかがでしょう。

茶室の周りの木々が赤く染まる秋は、いつにも増して風情があります。
 

 

 

6.紅葉に染まる県内屈指の名瀑【秋保大滝】

▲国の名勝にも指定されている「秋保大滝(あきうおおたき)」(写真提供:仙台観光国際協会)

秋保温泉街から車で15分ほどの場所にある秋保大滝は落差約55m、幅約6mの大きさで、「日本の滝百選」のひとつに選ばれています。

秋保大滝不動尊の裏手にある滝見台のほか、滝つぼの側まで続く遊歩道からも眺めることができ、豪快に流れ落ちる滝は見ごたえたっぷり。特に、紅葉が滝を彩る秋は美しさも格別です。例年10月下旬~11月上旬に見頃を迎えます。
 

 

 

7.奇岩連なる秋の渓谷を散策【磊々峡】

▲「覗橋(のぞきばし)」のたもとからは約650mの遊歩道が整備されている(写真提供:仙台観光国際協会)

「磊々峡(らいらいきょう)」は秋保温泉街にある景勝地名取川が秋保石の大地を浸食してできた渓谷で、深さ約20mの渓谷が約1kmにわたって続いています。
渓谷沿いには遊歩道や散策路があるため、名取川の流れとダイナミックな岩々を間近に見ながら歩くことができ、奇岩、怪石が連なる独特の景観に目を奪われます。  

紅葉の見頃は、例年10月下旬~11月上旬。秋保温泉の観光拠点「秋保・里センター」の裏手にある散策路「磊々峡もみじのこみち」では紅葉ライトアップ(2017年は10月21日(土)~11月12日(日)17:00~19:30※荒天の場合は中止あり)も行われます。
散策後は周辺の温泉施設に立ち寄って、名湯を楽しむのもおすすめです。
 

8.紅葉と渓谷美を楽しむ探索路【奥新川ライン】

▲透明度の高い川と深い森を眺めながらトレッキング(写真提供:宮城県観光課)

「奥新川(おくにっかわ)ライン」は、山形県との県境にほど近いJR奥新川駅から西へ続くトレッキングコース。広瀬川上流の自然探索路で、全行程約3.6km、所要2時間ほどで巡ることができます。「清水滝」など見どころが点在し、変化に富んだ景色を楽しめます。
ところどころに吊り橋やロープ伝いの道、険しい道などがあるため、山歩きに適した服装で訪れましょう。

JR仙台駅からJR奥新川駅へは電車で45分ほど。紅葉の見頃は、例年10月下旬~11月上旬です。
 

9.吊り橋からの眺めがおすすめ【横川渓谷】

▲やまびこ吊り橋は高さ20m(写真提供:宮城県観光課)

宮城県南部にある七ヶ宿町(しちかしゅくまち)は「水守りの郷」ともよばれ、美しい森と水に恵まれた町です。秋になると町全体が紅葉一色に染まるなか、特ににぎわうのが「横川渓谷」。長さ120mの吊り橋「やまびこ吊り橋」がシンボルで、橋から眺める景色がおすすめです。水の音を聞きながら、澄み切った川の流れと赤く色づいた不忘山(ふぼうざん)を一望することできます。
▲「長老湖(ちょうろうこ)」ではボートに乗ることもできます(土日祝のみ、冬期休業)

横川渓谷の側には、七ヶ宿町を代表する観光スポット「長老湖」も。遊歩道を歩けば15分ほどで行けるので、合わせて楽しむことができますよ。紅葉の見頃は、例年10月中旬~11月上旬です。
 

10.川幅いっぱいに水が流れる姿が圧巻!【滑津大滝】

▲水量豊かな滝の周りを紅葉が飾る(写真提供:宮城県観光課)

七ヶ宿ダム上流にある高さ約10m、幅約30mの「滑津大滝(なめつおおたき)」は、二段になって流れ落ちる姿から「二階滝」ともよばれています。

農林産物直売所「旬の市七ヶ宿」の駐車場にある滝見台や、駐車場から滝まで続く遊歩道からダイナミックな水の流れを楽しむことができます。遊歩道で滝の近くまで行き、轟音と水しぶきを体感するのがおすすめです。

紅葉の見頃は、例年10月中旬~11月中旬。シーズン中はライトアップも行われます。
 
展望台から眺めたり、散策路を歩いたりと、さまざまな角度から宮城県の紅葉を楽しんでみては。秋限定の絶景を見逃さぬよう、見頃のチェックはしっかりと。天候などによって紅葉の時期が変わる場合があるので、事前に問い合わせてからおでかけすると安心です。